「WHYから始めよ」を信じた社長が、なぜ“魂のない説明文”しか書けないのか?

「自社の商品への『想い』と『こだわり』は、誰にも負けない自信がある」

優れた技術や製品を持つ、職人肌の経営者である、あなた。

きっと、そう強く信じているはずです。

しかし、その“想い”をWebサイトやLP(ランディングページ)の言葉にしようとすると、途端に、ありきたりで、生命のない、ただの「説明文」になってしまう…… 。

「なぜだ? あんなに情熱があるのに、自分の中から出てくる言葉は、どうしてこうも魂がこもらないんだろう…」

そんな経験、ありませんか?

多くのマーケティング専門家は、口を揃えてこう言います。

「情熱が足りないんです。『WHY(なぜ、それをやるのか)』から語りましょう!」と。

しかし、もし。

もし、その「WHYを語れ」というアドバイスこそが、あなたの言葉から“魂”を奪い、ありきたりの「説明文」へと成り下げている“呪い”だとしたら……?

今日は、ほとんどの専門家が語らない、マーケティングの「不都合な真実」について、友人に話すように、率直にお伝えしたいと思います。

なぜ、「優秀な生徒」だった私が、自分の商品を売れなかったのか?

少しだけ、私の話をさせてください。

「綺麗なウェブサイトを作ったのに、問い合わせが一件も来ない…」

これは、過去の私自身が、血の滲むような思いで直面した現実です 。

私のキャリアの原点は、製造業の品質管理でした 。現場の課題を解決したくてプログラミングを学び、独立しました

「これだけ良いモノを作ったのだから、必ず売れるはずだ」

当時の私は、そう信じて疑いませんでした 37。

…ご想像の通り、現実は非情でした。

「良いモノを作れば、自然と売れる」というのは、職人特有の、甘い幻想だったのです 。

(ああ、これじゃダメだ)

そこから私は、数百万の自己投資をして、Webマーケティングの世界に飛び込みました 。ウェブ制作、動画、広告、コピーライティング…あらゆるスキルを学びました 。

スクールでは「優秀な生徒」でした 。講師に褒められることも多かった 。

教えられた「型」や「テンプレート」通りに、美しいLPや動画を作ることもできました 。

しかし、それでも、自分の商品は、全く売れなかったのです 。

「なぜだ?何が足りないんだ?」

当時の私は、まさに冒頭のあなたと同じ悩みを抱えていました。

「想い」も「WHY」も、ある。スキルも学んだ。それなのに、「成果の出ないWebサイト」という沈黙の資産が増えていくばかり 。

この「WHY(想い)」と「成果」の絶望的な断絶 こそが、多くの誠実な経営者が直面する、構造的な病なのです。

あなたの「想い」が「説明文」に成り下がる、3つの“デタラメ”な神話

なぜ、あれほど情熱を注いだはずの「想い」が、Webサイト上では「ただの説明文」になってしまうのか 。

それは、あなたが信じている「マーケティングの常識」が、実は「デタラメ」かもしれないからです。

特に、「WHYを語れ」というアドバイスには、致命的な3つの欠陥があります。

デタラメ①:「あなたのWHY」を顧客は聞いていない(=独りよがりのWHY)

これは非常に残酷な真実ですが、顧客は、あなたの「こだわり」や「創業ストーリー(WHY)」には、1ミリも興味がありません。

彼らが知りたいのは、ただ一つ。

「私の(顧客の)悩み(インサイト)を、私が(顧客が)納得する理由(WHY)で、解決してくれるのか?」

多くの経営者が、ここで「自分軸」のWHYを語ってしまいます。

「当社は、この技術に30年こだわってきました」

「私は、こんな情熱でこの事業を始めました」

これは、顧客からすれば、興味のない校長先生の話を聞かされているのと同じです。

あなたの「想い」が強ければ強いほど、その言葉は顧客の耳をすり抜け、「独りよがりな自分語り」として処理されてしまいます。

あなたの「WHY」は、「顧客のWHY」と接続されていますか?

デタラメ②:「想い」と「顧客のベネフィット」が断絶している

職人肌の経営者ほど、無意識に「スペック」を語ってしまいます 。

「業界最高水準の、○○素材を使用しています(想い)」

「他社にはない、革新的なA B C機能を搭載しました(想い)」

これは「想い」ではなく、単なる「説明文」です。

顧客は「素材」や「機能」が欲しいのではありません。

その「素材」や「機能」によって、自分の人生がどう変わり、どんな「具体的な未来(ベネフィット)」が手に入るのか?

それだけが知りたいのです。

「最高級のドリル」を売るな。

「顧客が望む、美しい穴」を売れ。

これはマーケティングの古典的な格言ですが、あなたの「想い」は、「ドリル」の性能ばかりを語っていませんか?

「想い」を「顧客のベネフィット(未来)」に翻訳する作業。

これを怠った瞬間、あなたの情熱は、Webサイト上で「退屈なスペック表」に成り下がります。

デタラメ③:最も重要な「翻訳機(コンセプト)」を無視している

これが、最も構造的な欠陥です。

  • WHY: なぜ、その事業をやるのか(あなたの想い)
  • WHAT: 何を、提供するのか(あなたの製品・サービス)
  • HOW: どうやって、伝えるのか(あなたのWebサイト・広告)

ほとんどの専門家は、「WHY」の重要性だけを切り取って語ります。

しかし、「WHY(想い)」と「WHAT/HOW(製品/言葉)」が、バラバラだったらどうでしょう?

「世界平和を実現したい(WHY)」という人が、高利貸し(WHAT)をやっていたら、誰も信じませんよね。

この「WHY(想い)」を、「WHAT(製品)」や「HOW(言葉)」に一貫して反映させる「骨格」。

それこそが、私たちが「根っこ」と呼ぶ『コンセプト』です 。

この『コンセプト』という「翻訳機」が未定義のままでは、いくら社長が「想い」を叫んでも、それは現場のWebサイトや広告文には決して反映されません。

「想い」が空回りし、「ただの説明文」に着地し続けてしまう根本原因。

それは、「WHY」がないからではなく、その「WHY」を顧客価値へと翻訳し、ビジネス全体に一貫させる「コンセプト(根っこ)」が、言語化されていないからです 。

「才能」のせいにするのは、もうやめませんか?

ここまで読んで、あなたはどう感じたでしょうか。

「やっぱり、自分にはマーケティングの『才能』が、根本的に欠けているんじゃないか…」

そんな、密かなコンプレックスが刺激されたかもしれません 。

「『想い』を『ベネフィット』に翻訳するなんて、そんな『言葉』は、自分は持っていない…」

そう、見て見ぬふりをしてきた悩みに、気づいてしまったかもしれません。

でも、断言します。

あなたの「想い」が伝わらないのは、「才能」がないからでは、断じてありません 。

それは、「戦略」を知らないだけ。

「想い」を「売れる仕組み」へと翻訳する、その「技術」を知らないだけなのです。

処方箋:「WHY」を語るな、「顧客のインサイト」を掘り起こせ

では、どうすれば、あなたの「想い」を、顧客の心を動かす「生きた言葉」に翻訳できるのか?

その処方箋は、「WHY(なぜ)への回帰」ではありません。

むしろ逆です。

処方箋は、「WHY(あなたの想い)から、一時的に離れる」ことです。

そして、代わりに、顧客の「心の叫び(インサイト)」を掘り起こすことに全神経を集中させるのです。

ステップ1:「主語」を「私(自社)」から「あなた(顧客)」に変える

まずは、あなたのWebサイトから「私が」「当社が」という言葉をすべて削除するつもりで、見直してみてください。

そして、すべての文章の主語を「あなた(顧客)」に置き換えてみます。

  • (ダメな例)「当社は、○○の技術にこだわっています」
  • (良い例)「あなたは、○○の技術によって、〜という悩みから解放されます」これだけで、言葉の「翻訳」が始まるのが分かるはずです。

ステップ2:顧客が「深夜2時に検索する言葉」を想像する

顧客は、あなたの「製品名」を検索しているのではありません。

彼らは、自分の「悩み」や「痛み」を検索しています。

  • 「LP 問い合わせ 来ない」
  • 「技術力 マーケティング 苦手」
  • 「広告費 無駄」
    あなたの理想のお客様は、いったい、どんな「心の叫び」を検索窓に打ち込んでいるでしょうか?その「悩み」を、顧客本人よりも深く理解し、言語化すること。それこそが、「インサイト」を発見する第一歩です。

ステップ3:「想い」と「インサイト」を繋ぐ「コンセプト」を定義する

顧客の「インサイト(心の叫び)」が見えたら、初めて、あなたの「WHY(想い)」の出番です。

「私のこの想い(WHY)は、あなたのその痛み(インサイト)を、このように解決するための、揺るぎない約束です」

この「約束」こそが、あなたのビジネスの「コンセプト(根っこ)」となります。

例えば、私が支援した、ある素晴らしい技術を持つ町工場の社長 。

彼は当初、「高精度な加工技術で、困難な依頼にも応える」という「自分軸のWHY(想い)」を語っていました。

しかし、これでは伝わりません。

そこで、顧客(開発リーダー)のインサイト を深く掘り下げました。彼らの本当の痛みは、「『理想が高すぎる』と誰にも理解されない孤独感・絶望感」でした。

この「インサイト(痛み)」と、社長の「WHY(技術力)」を接続する「約束」として、コンセプトを再定義しました。

「挑戦する開発者の、『無理だ』という絶望を『面白い!』に変える、最後の砦」

この「コンセプト(翻訳機)」を定義した瞬間、この工場が売るべきものは「高精度な部品(モノ)」ではなく、「挑戦者の孤独感を解放し、名誉と賞賛に満ちた未来(コト)」へと変わったのです。

学び:あなたの「根っこ」は、まだ腐っていない

今日の学びを、シンプルにまとめます。

  1. あなたの「想い」が伝わらないのは、「才能」のせいではなく、「翻訳」の技術(=コンセプト設計)が欠けているだけ 。
  2. 「WHYを語れ」という神話を鵜呑みにしてはいけない。それは「独りよがりな説明文」を生む温床になる。
  3. 本当に必要なのは、「あなたのWHY」を語ることではなく、「顧客のインサイト(心の叫び)」を発見し、「あなたのWHY」と接続する「コンセプト(約束)」を言語化すること 。

「良いモノを作れば売れる」

その幻想は、一度捨てなければなりません。

しかし、「良いモノ」がなければ、マーケティングはただの詐欺になってしまいます。

あなたは、その「良いモノ」と、誰にも負けない「想い」という、最も重要な資産をすでに持っているのです。

あとは、その「根っこ」を掘り起こし、正しい「戦略」で、顧客に届く「言葉」へと翻訳するだけ。

その「翻訳作業」は、決して「才能」の領域ではありません。

お客様の痛みに真摯に寄り添い、自社の価値を深く掘り下げ、誠実な言葉を紡ぐという、極めて論理的で、誰にでも実践可能な「戦略」なのです。

追伸: 私が「根っこ」にたどり着くまでの、血の滲むような物語

この記事では、なぜ「WHYを語れ」という常識がデタラメなのか、その「理論」を中心にお話ししました。

しかし、なぜ私が、これほどまでに「根っこ(コンセプト)」が重要だと断言できるのか。

それは、私自身が「根っこなき、表層的なマーケティング」という『罠』にハマり、数百万の自己投資と時間を無駄にしてきた、壮絶な失敗体験があるからです 。

魂を込めて作ったシステムが、なぜ、誰にも見られず沈黙したのか 。

マーケティングスクールの「正しい型」を忠実に守っても、なぜ結果がゼロだったのか 。

そして、失敗のどん底で、私を救ってくれた「雷に打たれたような真実」とは何だったのか。

このブログ記事では伝えきれなかった、私の「血の滲むような物語」と、そこから見つけ出した「社長の『想い』を『売れる仕組み』に変える、たった一つのシンプルな答え」について、詳しく解説した特別な動画をご用意しました。

この動画では、私たちのような職人肌の経営者だけを狙い撃ちにする『罠』の正体 を完全に暴くとともに、この動画を最後までご覧いただいた本気の方だけへの「特別な機会」もご案内しています。

「何から手をつけていいか分からない」

「自分には、マーケティングの才能がないのかもしれない…」

もし、あなたがそう一人で悩み、貴重な時間と「想い」をすり減らしているのなら。

まずは、あなたのビジネスの「根っこ」を、私たちと一緒に掘り起こす「第一歩」を、下のリンクから受け取ってください。

▶【動画】なぜ、あなたの「想い」は“魂のない説明文”に成り下がるのか?

〜才能を呪った私が見つけた、「根っこ」から売れる仕組みを構築する唯一の方法〜

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