「こんなにこだわって作った製品だ。この想いを伝えれば、きっとお客様は分かってくれるはずだ」
夜遅くまでオフィスの明かりを灯し、あなたはWebサイトの原稿を練り上げています。創業時の苦労、技術への飽くなき探求、そして社会への貢献…。どこに出しても恥ずかしくない、魂の込もった文章です 。
しかし、公開されたWebサイトは、まるで深海のように静まり返っています。 綺麗なデザイン、プロが撮影した写真。すべて揃っているはずなのに、問い合わせの電話は鳴りません 。
「なぜだ? 何が足りないんだ?」
もし今、あなたがそう感じているなら、その原因は「デザイン」や「SEO」といった枝葉の問題ではありません。もっと深い、ビジネスの根っこの部分にボタンの掛け違いがあるのです 。
元・品質管理担当としての「気づき」
改めまして、戦略的Webプロデューサーの伊藤慎一です。
私はもともと、Webマーケターではありません。製造業の現場で品質管理に携わっていた人間です 。現場の課題を解決するためにWebシステムを開発し、独立しました。 「良いモノを作れば、自然と売れる」 職人肌のあなたと同じように、私もそう信じて疑いませんでした 。
しかし、現実は非情でした。数百万を投資してマーケティングを学び、美しいLPを作っても、全く売れなかったのです 。
なぜか? それは私が、「自分たちのこだわり(Why)」を、そのまま「顧客への価値(Benefit)」として押し付けていたからです。
「頑固なイタリアンシェフ」になっていませんか?
少し想像してみてください。 あなたが空腹で飛び込んだイタリアンレストランで、シェフがいきなりこう語り出したらどう思いますか?
「いらっしゃいませ! 私がこのトマトソースを作ったのは、イタリアの祖母の味に感動したからです! 私はその味を再現するために10年修行し、フライパンは特注の銅製で…(以下20分続く)」
きっとあなたは心の中でこう叫ぶはずです。 「情熱はわかったから、とりあえず早く美味しいパスタを食べさせてくれ!」
実は、多くの技術系企業のWebサイトで、これと同じことが起きています。 「創業者の想い(Why)」は、そのままでは顧客にとって「暑苦しい説明文」でしかありません 。
顧客が知りたいのは「あなたの想い」そのものではなく、「その想いがあるからこそ、私(顧客)にどんな良いことがあるのか?」だけなのです。
「想い」を「売れる機能」に変える『翻訳の方程式』

では、あなたの熱い想いは封印すべきなのでしょうか? 絶対に違います。その想いこそが、競合他社にはない「信頼の源泉」だからです。
必要なのは、あなたの「職人語」を、顧客に響く「価値語」へと翻訳することです 。 私がクライアントワークで実際に使っている、シンプルな「翻訳の方程式」をご紹介します。
■ 明日から使える「だからこそ」の魔法
あなたの「こだわり」と「顧客のメリット」を、「だからこそ(Therefore)」という接続詞で繋いでみてください。
【翻訳前:職人の独り言】
「私たちは、創業以来100年、伝統的な技法を守り続けています。一つ一つ手作業で作ることにこだわっています。」 (顧客の反応:「ふーん、すごいですね。でも高そう」)
【翻訳後:最強の営業トーク】
「私は、【伝統的な技法を守り続けること】に強いこだわりを持っています。(Why)」
だからこそ、
「貴社が悩んでいる【大量生産品ですぐに部品が摩耗する問題】を解決し、【10年間メンテナンス不要】というコスト削減をお約束できるのです。(Benefit)」
いかがでしょうか? 「だからこそ」で繋ぐだけで、あなたの「個人的なこだわり」が、顧客にとっての「強力な解決策」という機能に変わりました。
「枝葉」ではなく「根っこ」を整えよう
多くの経営者は、売れないとわかると「Webサイトのデザインを変えよう」「広告を出そう」と、目に見える「枝葉」の部分にお金をかけようとします 。
しかし、植物と同じで、「根っこ(=コンセプト)」が腐っていては、どれだけ立派な枝葉をつけても果実は実りません 。
あなたの素晴らしい技術や想い(根っこ)を、顧客にとっての価値に正しく翻訳(接ぎ木)すること。 これさえできれば、Webサイトは「ただの会社紹介」から、あなたに代わって24時間365日働き続ける「最強の営業マン」へと生まれ変わります 。
「翻訳」の具体的なステップを知りたいあなたへ
「理屈はわかった。でも、自分のビジネスに当てはめると、どう翻訳すればいいのかわからない」
そう感じたあなたのために、特別な動画講義をご用意しました。 この動画では、ブログでは書ききれなかった「職人社長が陥るマーケティングの罠」と、そこから抜け出すための「3つの具体的なステップ」を、私自身の失敗談を交えて解説しています 。
動画で学べること:
- なぜ、「綺麗なサイト」を作るほど売れなくなるのか?
- あなたの商品の「本当のライバル」は誰か?(競合他社ではありません)
- 私が数百万をドブに捨てて見つけた、たった一つの「売れる法則」
「自分には売る才能がない」と諦める前に、ぜひ一度ご覧ください。 あなたのその「想い」は、翻訳され、誰かに届くのを待っています。
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